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  第3回HASL/Simulatorユーザ会   2013年11月15日(金)〜盛況のうちに終了いたしました〜   
【 第3回ユーザ会終了のご挨拶 】
 お忙しい中、ご参加、ご協力賜りました皆様に厚く御礼申し上げます。
今回は、お申し込みいただきましたお客様全員に一名のご欠席もなく会議にご参加賜りましたことを大変嬉しく感じています。
基調講演としまして、山形大学の杉本先生から、『レオロジー特性の制御とプラスチック成形加工』 と題しまして、溶融レオロジー特性が
ブロー/押出成形品の成形性に及ぼす影響について解り易くご解説いただきました。杉本先生には、来春リリースを予定している 材料データベースMaterialBankの 構築にもご協力いただきます。皆様、どうぞご期待下さい。
またユーザ発表では、テルモ株式会社の本瀬様・鈴木様・金子様(ご講演者)、株式会社プライムポリマーの大槻様、株式会社クラレの川北様の 三名の講師の方々より、それぞれ、FlowSimulator3D、Flat SimulatorとSingle Screw Simulatorに関わる事例についてご紹介賜りました。各ご講演では、微力ながら当社製品がどのようにご活用いただいているか 成果のご紹介を交えながらご講演賜りました。何れのご講演者も第一線でご活躍中の技術者/研究者です。業界他社との差別化を計る上で、情報の秘匿が重視される昨今、ユーザ会にて快く成果をご紹介賜りましたことに つきまして深く感謝の意を表します。
先般、ユーザの皆様にお知らせ致しました通り、当社は起業以来掲げている『自社開発製品を基盤として事業を展開する』という理念に基づいて活動しています。 解析の中枢部と周辺ソフトの全てを自社で賄おうとする当社の姿勢は、生産性に乏しく時代遅れとのご指摘があるかもしれませんが、私は、その様な理念がユーザ様に、より良いサービスを提供する上で 最も肝要であると信じて疑いません。 今後もこの理念に基づき、お客様のご要望に耳を傾けながら、皆様にご満足いただけるあらゆるCAE関連ツールの開発に挑戦する所存です。どうぞ引き続き、お付き合いの程、宜しくお願い致します。
 来年も秋深まる良い季節に、皆様とお会いできることを楽しみにしています。 
2013年11月18日  HASL代表 谷藤 眞一郎 
 ユーザ会開催状況(スライドショー)
                
  開 催 概 要
日  時   2013年11月15日(金) 13:15〜17:00 懇親会(〜19:00)
会  場   中央大学駿河台記念館 560号室(5階)
主  催   株式会社HASL
定  員   48名
費  用   無償
                 
 スケジュール  
13:15〜13:25 開催のご挨拶 HASL社代表 谷藤眞一郎
13:25〜14:10 基調講演
『レオロジー特性の制御とプラスチック成形加工』

レオロジー測定によって弾性率や粘度などの物性値が得られ、ある温度や流れの場における材料の流れやすさを知ることができる。 いくつかの高分子材料についてレオロジー特性改良による成形性改良例、さらに少量での押出評価や可視化技術などによって明らかになりつつある不安定流動について紹介します。
山形大学
理工学研究科准教授
杉本 昌隆 様

14:10〜14:35 FlowSimulator3Dユーザ事例
『HASL社FlowSimulator3Dの使用経験〜異形チューブ押出成形への適応例』

新しく開発されたHASL社Flow Simulator 3Dを使用し、異形チューブ内面ヒケの発生原因を解析(順解析)、同時に目的チューブ形状からの逆解析を行い金型設計に利用。 シミュレーションから予測された金型を作製し実成形を行った。結果、同ソフトの異形押出プロセスの解析精度は高くヒケ原因の解明や形状改善に役立った。これまで 異形押出の金型は経験と勘だよりで設計しトライ&エラーを繰り返して作製して来たが、シミュレーション技術の活用により、金型設計の効率化に繋がる事が期待出来る。
テルモ(株)
生産統括部技術センター
金子 隆 様

14:35〜15:00 Flat Simulatorユーザ事例
『フィルム成形におけるTダイ内流動とダイ外延伸挙動の解析』

フィルムキャスト成形のダイ外での延伸解析技術を自社開発していますが、ダイ出口の流量分布や温度分布を考慮できませんでした。そこで、FlatSimulatorによるダイ内流動解析と 延伸解析技術を連結し、ダイ内流動の解析結果を初期条件としたフィルムの延伸解析を試みました。
(株)プライムポリマー
研究開発部
大槻 安彦 様

15:00〜15:25 Single Screw Simulatorユーザ事例
『射出スクリュウ後退挙動の解析』

射出成形機では、溶融可塑化時にスクリュウが後退するため、バレル内部の現象把握が難しい。 本講演では、改良されたSingle Screw Simulatorにより射出成形用スクリュウ解析を行い、スクリュウ後退挙動の解析結果を検証した結果について報告します。
(株)クラレ
つくば研究センター
成形・加工研究所
川北 展史 様

15:25〜15:40   (休憩)
15:40〜16:20 HASL/FlowSimutatorシリーズ バージョンアップ状況
@Single Screw Simulator Ver4.0
AFlat Simulator Ver3.0
BSpiral Simulator Ver3.0
CFlowSimulator3D Ver2.0
HASL社代表 谷藤眞一郎
16;20〜16:40 HASL社新製品のご紹介 
@Twin Screw Simulator
AMaterialfit&MaterialBank
HASL社代表 谷藤眞一郎

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